五領川公共下水道の概要
    
五領川公共下水道事務組合の概要
 五領川公共下水道事務組合は、坂井市及び吉田郡永平寺町をもって組織され、九頭竜川廃川敷及びその周辺の区域に係る公共下水道の設置、改築、修繕、維持その他の管理に関する事務を共同処理するため、県知事の許可を得て昭和58年2月に設立された特別地方公共団体(地方自治法第284条一部事務組合)である。
五領川公共下水道事業計画の概要
     五領川公共下水道は福井市の東北方向約7〜8kmに位置し、昭和43年度の1級河川九頭竜川の改修に伴う締め切りにより、昭和47年3月に公用廃止された東西約4km、南北約250mの細長い地域を中心とする、坂井市、吉田郡永平寺町が複雑に錯綜した地区である。
 福井県は地区開発を積極的に推進し豊かな県民生活の実現を期するため、九頭竜川(裏川)廃川敷約100haを埋め立てて造成し、土地利用計画として数年来の重点施策である国立医科大学の誘致、グリーン県政の一環である総合グリーンセンター等の建設を決定し、さらに都市施設を優先的に且つ計画的に整備して合理的な都市の配置を図るため用途地域の都市計画決定を昭和53年8月に定めた。
 それに伴い、九頭竜川(裏川)廃川敷内並びにその周辺地区を含む総合的な下水道計画を立案し、公共用水域の水質汚濁防止と生活環境の整備を目的としてここに五領川公共下水道の基本計画が策定された。
 本公共下水道事業は、基本計画に基づき全体計画区域247haのうち福井医科大学周辺の下水道整備により、効果的に汚水を集水でき早期の投資効果が発揮できる現況用途地域93haを第1期事業とした。
 昭和61年2月に予定処理区域の拡張等にかかる変更認可を受け、地元5集落30haを追加し計画区域を123haとした。
 平成2年9月には五領川右岸地区の既存集落及び新たに立地が決定した福井県立大学、グリーンセンター拡張部分等約82haを追加し計画区域を205haとした。
 平成4年11月には周辺市街地及び集落において水洗化に対する要望が高く、その早期実現に対する施策として九頭竜川左岸に位置する旧松岡町公共下水道の汚水処理を当浄化センターに受け入れる計画となり、処理場の処理能力を向上させるため、計画の変更を行った。
 平成8年6月には既計画区域における事業の進歩状況と五領川右岸地区の既存集落における水洗化要望を勘案し、14集落41haを新たに事業計画区域に編入し、計画区域を246.3haとした。
 平成9年11月には旧松岡町公共下水道事業の計画諸元の変更に伴う五領川浄化センター処理能力の見直しと事業終了年度を平成13年度から平成16年度に期間を延伸し、既計画諸元の見直しを実施した。
 平成17年3月には事業終了年度を平成16年度から平成22年度に期間を延長し、計画区域を259.5haとした。

 平成24年3月には既計画区域周辺の住宅地14haを事業計画区域として追加し、計画区域を273.9haとした。また、下水道計画人口、計画汚水量の見直しと、それに伴う処理場施設計画の見直しを行い、事業終了年度を平成22年度から平成27年度に延長した。
 平成27年3月には下水道法改正に伴う事業計画の記載事項の追加と下水道計画人口、計画汚水量の見直しと、それに伴う処理場施設計画の見直しを行い、事業終了年度を平成27年度から平成32年度に延長した。
 平成31年3月には、一部の開発団地の拡張による2haの事業計画区域を追加し、計画区域を276.3haとした。また、永平寺町松岡処理区域の計画諸元の変更を反映させるとともに、五領川処理区の下水道計画人口、及び計画汚水量等の見直しを行い、事業完了年度を平成35年度に延伸した。
 令和3年3月には、永平寺町農業集落排水事業(吉野地区)が松岡処理区への編入に伴う計画諸元の変更を反映させるとともに、五領川処理区の下水道計画人口、及び計画汚水量等の見直しを行い、事業完了年度を令和7年度に延伸した。
  



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