汚泥の処分について
 浄化センターでは汚水を浄化する過程で汚泥が発生します。この汚泥はエアレーションタンクで汚水中の固形物の吸着や溶解性の汚れの分解に役立つ活性汚泥なのですが、この作用のため汚泥は常に増加し、放っておくと最終沈殿池で汚泥と処理水との固液分離ができなくなってしまいます。
 このため浄化センターでは水処理の行程から毎日一定量の汚泥を余剰汚泥として引き抜いています。この余剰汚泥は濃縮タンクで重力濃縮され、回転加圧型脱水機という機械にかけられます。
 脱水機では水分98%程度の汚泥に高分子凝集剤という薬品を混ぜて固形分を凝集させ、加圧し汚泥と水分を分離させます。こうしてできたものが水分70%程度の脱水ケーキと呼ばれる汚泥です。
 この脱水ケーキは法的には産業廃棄物となるわけですが、環境への配慮や資源の有効利用のため民間業者に処分を委託し土壌改良肥材としてリサイクルを行っています。
回転加圧型脱水機
平成20年度に既設の遠心脱水機に代え導入しました。
搬出作業室
この部屋で収集トラックに脱水ケーキを積み込みます。
ホッパーの開閉状況
遠心脱水機でできた脱水ケーキはこのホッパーに一時貯留され、収集トラックの荷台に投下されます。
脱水ケーキの積み込み状況
汚泥のリサイクル施設(中間処分場)
地元丸岡町にあります。
この中間処分場では収集した汚泥を仮置きしたり、その他の原料と混合したりします。
混合前の状況
浄化センターから出る汚泥(奥の黒いもの)に牛ふん、米ぬか、もみがら、コーヒーかす、おがこなどを混合し発酵させ堆肥化します。
混合後の状況
堆肥を使用する畑の状況
堆肥化する業者が経営しています。この畑では牧草、とうもろこし、ブロッコリーなどを栽培しています。
施肥状況
堆肥の散布状況
牧草の刈り取り状況
トウモロコシの収穫状況
 
 
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