五領川浄化センター増設工事
3.機械工事編
反応タンク上部
 前年度の土木工事で覆蓋されているため開口部からしか内部は見えません。
反応タンク散気状況
反応タンク水中攪拌機
 反応タンクは内部の部屋が2つに分かれています。前段で散気を停止し、嫌気運転をしたときに、汚泥が沈殿しないように撹拌するための機器です。
反応タンク散気装置
 散気方式に全面曝気式を採用しました。既設の旋回流方式で使用している散気筒型と比較すると、微細の気泡が散気できるため、高い酸素溶解効率性能を有しています。この方式により以前と同じ量の汚水を処理する場合でも送風量が少なくてすむようになりました。
 
既設反応タンク(No.1エアレーションタンク)
 今回の増設工事では既設の反応タンクに対して、覆蓋工事を施工しました。これは施工前の画像です。
既設反応タンク(No.2エアレーションタンク)
既設反応タンク(No.1エアレーションタンク)覆蓋
 手すりを撤去し、アルミニウム合金製の板で覆蓋しました。左の方に見える塩ビ管は脱臭用のダクトです。
既設反応タンク(No.2エアレーションタンク)覆蓋
 No.1と同様です。
最終沈殿池上部
 最終沈殿池は反応タンクから流入する汚泥の固液分離を行う池です。
最終沈殿池内部汚泥かき寄せ機
 青く見える板状のものはフライトと呼ばれFRPでできています。このフライトはチェーンにつながって駆動され、沈んだ汚泥をかき寄せます。
 汚泥かき寄せ機によってかき寄せられた汚泥は最終沈殿池前方のピットに集められ、ポンプで反応タンクに返送されます。
外部覆蓋工事
 今回の工事では既設の水路や分配槽からのにおいに対して徹底的に無臭化を図りました。開口部に対しFRP製のふたをはめ込みダクトでにおいを吸引するというものです。
 以前はこの付近を歩くと汚水臭がしたものでしたが、今はまったくといっていいほどにおいがなくなりました。
最初沈殿池覆蓋工事
 最初沈殿池は円形をしているため、池の覆蓋は形状や費用的な関係で、使用する材料を選定するのが難しかったのですが、ステンレスのワイヤーを張って支持材としポリアラミド系でできた膜材をテントのように覆う方式を採用し覆蓋しました。
活性炭吸着塔
 覆蓋された設備から脱臭ダクトによって収集されたにおいを活性炭で吸着する設備です。
4.電気工事へつづく


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